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バシャヌコ日記

日々の記録と思ったことなど、テレビや映画の感想多め。

森と山と川でたどるドイツ史 (岩波ジュニア新書) を読んで

 

 

豊かな森、南にそびえるアルプス山脈、縦横に流れる豊かな河川――その自然を抜きにして、ドイツという国は語れません。環境先進国、音楽の国として花開いた独特の自然観は、じつは苛烈な魔女狩りやナチスによるユダヤ人迫害とも無縁ではないのです。ドイツの歩んできた光と影の歴史を、自然との関わりを切り口にたどってみましょう。

 

ドイツの歴史が

簡単にまとめられていたが

自分にとっては内容が濃かった。 

 

ドイツを考えるうえで重要なのは

大地と地方自治である。

 

ドイツは

自然豊かなところであり

特に森が重要となる。

 

森に神秘さをを感じ

グリム童話の

小人、巨人、妖精などの物語や

修道女のヒルデガルトが登場する。

 

自然食品や環境問題に対する

意識も高い。 

 

この意識の高さは

ナチス時代に通した法律にも

関係していた。

 

戦争に勝つため

人体にいいものを食べさせるとか

そういった面もあった。

 

ドキュメンタリーで

ヒトラーの別荘を見たことがある。

 

愛人のエヴァ・ブラウンと一緒にいて

自然豊かな別荘地であった。

 

アウトバーンなど

ナチスと自然保護の関係は

無視できないことになっている。

 

 

そしてもう一つのポイントは

地方自治である。

 

フランスでは市民革命が起きた。

その背景には

フランス貴族と庶民の格差が

あまりにも激しいかったからだという

見方がある。

 

その一方、

ドイツには宗教改革があった。

 

しかし、

宗教改革はマルティン・ルターが

最初ではなく

イギリスのウィクリフと

ボヘミアのヤン・フスも

当時の教会に異議を唱えていた。

 

なぜドイツで

宗教改革が成功したのか。

 

それは

王に絶対的な権力が集中していることよりも

諸侯、日本でいえば大名みたいな人の

影響力があったからだと思える。

 

それゆえ

マルティン・ルターが

カトリックから破門されても

かくまってくれる諸侯がいた。

 

カール5世と諸侯が

仲が悪かったこともあるが

ようするに地方自治が

進んでいた国だと思う。

 

それゆえ、ドイツがまとまらなく

統一が遅れる理由でもあった。

 

ドイツをまとめるために

人種差別に訴えた人物が

アドルフ・ヒトラーであった。

 

彼は人種差別をして

敵を作り、ドイツ人をまとめていった。

 

この敵を作ることは

魔女狩りとも繋がる。

 

何か病気が流行ったり

飢饉が起きたときに、

権力を持っていた人に

批判が集中しないために

架空の原因を作った。

 

そういった背景もある。

 

そんな認識を得た本であった。