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バシャヌコ日記

日々の記録と思ったことなど、テレビや映画の感想多め。

ザ・プロファイラー「“時代”と闘い続けた作詞家~阿久悠~」 を見て

www4.nhk.or.jp

 

岡田准一の歴史エンターテインメント。「音楽界の巨人」と言われる作詞家・阿久悠。沢田研二『勝手にしやがれ』、ピンク・レディー『UFO』など、手がけた曲は5000以上。自ら定めた“作詞家憲法”に基づき、それまでに新しいタイプの歌謡曲を創造。さらに「スター誕生!」を手がけ、花の中三トリオやピンク・レディーを世に出した。その創造の源はどこにあったのか?去年、全容が明らかになった日記などを基に、実像に迫る。

 

1937年 淡路島で生まれる。

父親は警察官。

戦時中だったので

人がいなくなるときに

歌わされたり

歌は災厄をもたらすものという認識であった。

 

同い年に美空ひばりという

大スターがいて

とても影響を受けていた。

 

14歳のとき結核にかかる。

 

はしゃがない。

怒らない。

興奮しない。

との条件で学校に通うことができる。

 

映画や辞書を読むことに

のめり込む。

 

この時代、

ビルディングなどは

想像でしかわからない。

 

明治大学文学部を卒業し

広告代理店に就職し

放送作家の仕事の依頼がくる。

そのときの

ペンネームが阿久悠であった。

 

29歳のとき放送作家として独立。

 

ビートルズや

グループサウンドが流行り

作詞の依頼がくる。

 

最初に書いたのが

『朝まで待てない』。

 

『また会う日まで』が

日本レコード大賞を受賞する。

 

阿久悠自身が独自に作った

作詞家憲法というものを意識して

作詞をしていた。

 

男に寄り添う女ではなく

男性と対等に向き合う女性をテーマにした。

 

スター誕生の番組企画に携わる。

森昌子のせんせいは

個人と個人の関係を

社会のメッセージとして伝えたかった。

 

先生でもやろう。

先生にしかなれない。

「でもしか先生」が問題になっていた

 

ピンク・レディーは

歌って踊る新しいアイドル。

 

沢田研二には

やせ我慢をカッコよく見せたかった。

 

しかし

美空ひばりに作詞を提供することは

できなかった。

 

美空ひばりを想定して書いた歌詞を

新聞に掲載していた。

 

その歌詞が

八代亜紀の『舟唄』であった。

 

五木ひろしの『契り』は 

映画、大日本帝国の主題歌の依頼から来ている。

 

一青窈は

阿久悠の生原稿を見て

パソコンで原稿を書くのをやめて

紙で書くようになった。

 

『雨の慕情』で

5回目のレコード大賞を受賞をする。

 

その後、日記を書き始める。

世界情勢や株価についても書いていた。

 

アンテナを立たせるのは疲れる。

日記はアンテナを横にするための作業であった。

 

1981年ごろに発売された

携帯型音楽プレーヤーについて 

音楽を点滴していると表現する阿久悠。

 

シンガーソングライターも台頭してきて

サザンオールスターズが登場する。

 

歌詞に意味はなく音楽のテンポに合わせる

言葉を選んでいる。

 

浮かんだ言霊をそのまま歌っていることに

影響されたという。

 

次第に作詞の依頼がなくなり

阿久悠自身も時代に合わないと感じていた。

「僕の言葉は強すぎる」

 

そして

次第に詞を書かなくなった。

食べやすいものを出してという時代。

小説を書くようになる。

 

湿疹や不眠症などの

健康面は悪くなってくる。

 

バブルのとき 

49歳で

『時代おくれ』という歌詞を書く。

時代についていけない男の姿。

5年かけてヒットした。

 

59歳のときには

百篇の詞を本として発売し

70歳で亡くなる。 

 

 

感想

番組自体は最初、

あんまりおもしろくないかなと思っていたが

作詞を書かなくなってきたあたりから

おもしろくなってきた。

 

前半、阿久悠さんの人生が

すべてが順調だったから

おもしろくなかったのだと思った。

 

放送作家は作詞と関係があるのかもしれない。

秋元康さんも永六輔さんも

放送作家でありながら、作詞をしていた。

 

阿久悠さんが、美空ひばりさんに

歌詞を提供できなかったのに

秋元康が歌詞を提供していて

何か思うことはあったに違いない。

 

歌詞を書かなくなった理由は

秋元康さんと桑田佳祐さんの

影響なのではないかと思う。

 

阿久悠さんが

イヤホンで音楽を聴くことを

音楽を点滴している感じと言っていた。

 

作曲家は歩くとき

イヤホンで音楽を聞かないらしい。

 

音楽に集中してしまうし

真剣に聴いてもらえてないような

気がしてしまうのだろう。

 

自分も 

昔は歩きながらイヤホン聴いていたが

今はイヤホンで聴かなくなった。

 

別に音楽に集中してしまうとか

そんなレベルの高い話ではなく

歩きながらイヤホンで聴くと

単純に気分が悪くなってしまうのと

交通事故に遭う確率が

高くなってしまいそうだからである。

  

岡田准一

「年を重ねることはコンコンと

 刀を作っていることかと思っていたら

 角が取れて、丸いお椀になっていたことに気づく。

 クリエイターとして

 尖っていたいというのが歯がゆい」