バシャヌコ日記

日々の記録と思ったことなど、テレビや映画の感想多め。

100分de名著 エミール 第2回 「好奇心」と「有用性」が人を育てる を見て

 

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ルソーに預けられたエミールは、「快・不快」を基準に生きる幼年期から「用・不用」という基準に生きる少年期へと成長していく。ルソーはこうした発達段階を無視した従来の教育方法を徹底的に批判。常識に反して「読書」「歴史教育」「道徳教育」をこの時期に行うことを否定する。代わりに行うのは「そら豆畑のエピソード」に代表される、徹底して「好奇心」「有用性」に基いた教育だ。エミールは生々しい事件に直面しながら、自らの体験の中で「初歩の道徳感覚」や「天文学や地理学の有用性」を学んでいく。それはお仕着せの知識ではなく、エミールが自ら掴みとっていく生きた知識である。第二回は、自然や事物にのっとった教育によって育っていくエミールの姿を通して、他者に惑わされることなく、自分だけの力で推論、判断し行動していく自律した主体になるために必要なものは何かを考えていく。

 

 

 

第二編

児童・少年前期(1〜12歳)

自然人教育の段階である。  

 

将来のための教育ではなく 

現在を無にする教育はいけない。

 

遠い未来を考えることは

現実不可能な欲望が出てしまい、

不幸になってしまう。

 

エミールは畑仕事に興味を持つ。

そら豆は育てようと水をやっていたが

畑が荒らされていた。

エミールは泣いてしまう。

 

犯人は庭師のロベールだった。

先にメロンの種を蒔いていたのに

そら豆を蒔いてしまったのであった。

 

家庭教師は謝罪し

少しの面積を譲ってもらい、そら豆を作ることになる。

 

理屈ではなく 

体験から学ぶことが重要だという。

 

この時期の読書は無用である。

悪いメッセージを与えかねない。

 

そのほかに

感覚や運動を鍛えることが大事。

五感で想像力を育てる。

 

ルソーはエミールの中で

褒める教育を論じていない。

 

褒められるのが原動力だと

好きとか好奇心という気持ちが

おざなりになってしまう可能性がある。

 

第三編

少年後期(12〜15歳)

研究の時期であるが

経験からが学ぶことが大事であり

好奇心を刺激すること。

しかし、

急いで満たしてはいけない。

 

地球と太陽の話。

家庭教師とエミールは

太陽の沈みと日が昇るのを同じ場所で見た。

 

家庭教師は

「どうしてそんなことが起きるのか?を考えている」

と言い、それ以上は言ってはいけない。

 

自分なりの答えを出させること。

問いが問いを生むようにして

知識を得るようにする。

 

現在の

アクティブ・ラーニングのルーツである。

 

有用性とは将来役立つという意味。

この有用性を知ればモチベーションが上がる。

大人が理屈で有用性を言っても

子供のモチベーションは上がらない。

 

家の北にある森について教えていると

エミールに

「それがなんの役に立つのか」と質問される。

家庭教師は

「これからは地理の勉強はしない」という。

 

しかし、森で迷子になってしまう。

南に家があることを知り

太陽の移動が東から西を知っておくと

家に帰ることができる。

地理や天文学が役に立つことを実感させる。

 

初めて読む本は

ロビンソン・クルーソーがいい。

 

労働と社会の関係。

工場を見学させ、分業していることを理解させる。

同じように

社会とは分業して交換していることである。

 

十人社会。

一人の生活に必要な仕事は10種類ある。 

 

分業は合理性があり

得意なことをそれぞれやっていればいい。

 

 

感想

経験から学ぶことが重要だというのは

仕事でよく思っていることである。

 

上司が、新入社員に

何も経験していない段階でアドバイスを言っても

理解できなし、覚えられてないと思っている。

 

やっぱり経験したことは

根強く覚えているし

それよりも多様な経験ができ

これからの仕事にいかせるのである。

 

そうすれば

このときはどうなのだろうと

自らの問いが生まれるのである。

 

そうした

いろんな経験をしていれば

社会がいろんな多岐にわたる職業で

成り立っていることも

想像しやすくなるのかもしれない。