バシャヌコ日記

日々の記録と思ったことなど、テレビや映画の感想多め。

欲望の資本主義2017 ルールが変わる時 を見て

www.nhk.or.jp

 

私たちはいつからこんな社会を生きているんだろう?より速く、より多く、より遠くへ...。欲望が欲望を生む、欲望の資本主義。
ゼロ金利、EU離脱の「英国ショック」、中国経済の失速...。国境が消失し、資本の運動が止まらない今、嫌でも「目先」の経済動向にすべての人々が右往左往させられる。今だからこそ、人々はもっと大きな視野、視点での問いを望む。そこで資本主義という複雑な経済システムの本質を深く解剖、2017年の世界、日本経済のあり方を考える。「強欲」とも揶揄(やゆ)されるアメリカ型についていくのか?変動するヨーロッパにも希望は見いだせるのか?日本だからこそのオリジナルな資本主義モデルを生み出せるか?欧・米・アジアを取材、我々の生きる経済システムの本質を問い、展望を開く。
「禁断の果実」に手を出し楽園を追放された時から始まる?資本主義の本質を経済のフロントランナーの証言とのカットバックで描き出す、異色ドキュメント。

 

前半は再放送である。

 

やくしまるえつこさんの

ナレーションが妙にあっていた。

経済番組にもかかわらず

幻想的な感じがする。

 

ナレーションの説明があまりなく

学者の言葉だけで番組が展開してく。

 

番組でいわれることは

経済指標はGDPではなく

新しい指標が必要であるということ。

 

今までの急激な成長を目指す資本主義は

成り立たないということがメインで展開する。

 

 

聖書や古い西洋書物では

利子をしてはいけないと語られている。

 

しかし中世になり 

ジョバンニ・メディチメディチ家の始祖)は

場所と時間を利用することにより

お金でお金を増やすということに気がついた。

元祖FXである。

 

 

 

アダム・スミス以前は

宗教がメインであり

金銭についても禁欲主義的であったが

国富論により、

おのおのが自らの利益を求めれば

社会がよくなるという

金銭的な欲望を肯定した。

 

これが新しい宗教であり

資本主義であるとも言える。

 

さらに産業化革命が起きる。

すべての仕事が

短期間でお金を稼ぐことの

システムに埋め込まれた。

 

アダム・スミスの時代では

製造業の大企業はなく

見えざる手の状況と

今の状況はまったく違う。

 

つまりアダム・スミス

現代の経済では当てはまらないことであり

それをベースに考えていては

ダメな時代になっている。

 

しかし、アダム・スミス

社会は

利己主義と共感で支えあっているとも言っている。

 

 

産業革命後にケインズが登場する。

ケインズは経済学と心理学、両方考えていると思った。

 

株式市場とは自分の好きな会社ではなく

他人が好きそうな会社に投資する。

 

アダムは股間を葉っぱで隠した。

人類最初の所有である。

なぜ所有したか、恥ずかしかったからだ。

これは人が物を購入するとは

どういうことなのかを表している。

 

以前はお金とは交換のものであると思っていたが

お金が欲望自体の対象になることを理解し

貯金をする人が多くなることも考えている。

 

ケインズ

失業者の増大が1番の危機だという。

国が借金をしても雇用させる。

しかし、赤字でいいわけではない。

 

これは人間の大衆心理の恐ろしさを

わかっていないと言えないことである。

 

 

このケインズ理論のいいところだけを

受け取っているのが中国である。

中国のGDP6%の成長は

莫大な借金をして維持している。

さらに少子化により

これからは中国は大変になる。

 

リーマンショック以後、

今までのような成長をしている国はない。

 

1950年〜2008年の

急激な経済成長は特別だった。

 

 

現在の経済は

高度なテクノロジーを考えなければいけない。

 

古い産業を駆逐できるかどうか

それがイノベーションであり消費者を幸せにする。

 

シリコンバレーの投資家は

経済の問題ではなく

人類の進化という視点で

今のテクノロジーの進化を物事を捉えている。

 

マクロ経済的にみれば

高度なテクノロジーによって

生産性は上がっていないらしい。

 

経済は労働から

高度に進化された自動化へと移る。

 つまり人工知能

 

シリコンバレーの投資家の話は

とても魅力がある。

 

失業率が40%の社会がくるが

悲観することではない。

 

 

これからの経済には

また別の宗教が必要だということ。

 

あまりにも現代の経済が不透明すぎて

諸行無常である禅の精神が必要かもしれない。

 

公益資本主義という

社会のためになることが良しされる

経済指標とか。

 

 

自分的には

トッド氏のインタビューが一番興味深かった。

 

トッド氏は「保護主義は問題ない」という。

トッド氏の本を読んでいて

反グローバルの人だと思っていたが

ここまで言うとは思ってなかった。

自由貿易を否定している。

 

移民、資本の移動、貿易によって

グローバル化の波がでる。

 

経済学者の安田洋祐さんが

保護主義では世界経済はダメになる言ったとき

「わからないじゃないか 」と

声を荒げるところが印象に残った。

 

確かに経済学は各国の

家族制度、宗教、歴史などを無視しているのかもしれない。 

 

ただ先進国はグローバル化によって

多くの人々が低収入にはなったが

発展途上国のことを考えれば

彼らが豊かになっていることも考えないといけない。

 

トッド氏は歴史から物事(経済)をみるが

経済学者は時代が変わったので

わからないと言った状況である。

 

 

余談であるが

パリ大学の学生たちが

社会について話しているが

恐ろしいほど全員イケメンであった。

 

これが世界のエリートかと思った。