バシャヌコ日記

日々の記録と思ったことなど、テレビや映画の感想多め。

エマニュエル・トッド 混迷の世界を読み解く を見て

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ソビエトの崩壊、アメリカの没落、イギリスのEUからの離脱など、世界の動きを次々と予言し的中させているフランスの知識人、エマニュエル・トッド氏。この10月来日し、東京でシンポジウムを行った。グローバリゼーションの危機が言われるなかで、これから日本はどう選択をしていけばよいのか、エマニュエル・トッド氏に密着、徹底インタビューすることで、これからの激動の世界を読み解いていく。

 

2016年11月6日に放送されたものである。

 

アメリカの問題。 

アメリカ人の大卒が30%であるこということ。

質の良い教育を受ける人が3割まで

大きくなると格差が増える可能性がでる。

 

その人たちはエリートで勝ち組である。

しかし彼らがあまり一般人のことを考えていない。

これがトランプ現象のきっかけにもなっている。

ようするに格差と貧困の問題だということ。

彼らはトランプを支持していない。

なのに、なぜトランプに投票するか。

それはエリートに対する逆襲からである。

 

 

EUの問題。

トッドさんは

イギリスのEU離脱を予言していた。

次の予言はEUは崩壊するというもの。

 

EU内には国と国の経済的な格差がある。

ドイツだけ飛び抜けて生産能力が高い国である。

ドイツの発言権は他の国よりあるということらしい。

 

アメリカやイギリスなど

グローバル化で勝ち組になった国で

格差が広がっている。

 

 

中国の問題。

内部から崩壊するという予言。

アメリカ、日本などが中国を豊かにした。

豊かにした理由は

中国の賃金の低さが魅力的だっただけである。

さらに各国で他国から仕事をもらうため

低賃金競争がおき国内経済が萎縮し

消費の低さが問題になっていく。

 

まだ問題はある。

中国人がどんどん中国から出て行っていることである。

中国の大学進学率は6%であり

国内の教育機関が安定していない。

 

 

よりより生活をしたいため

田舎から都会へ行く。

それが世界レベルで起きている。

これがグローバル化である。

魅力のある都市には人が集まり

そうでないところからは

人がいなくなる。

 

 

日本の最大の問題は

少子化である。

日本独自の文化や価値観を変えないと

少子化は解決できない。

 

日本独自の家というシステム。

跡継ぎという概念が問題であり

これは男性の家に女性が入るということである。

 

結婚すると

家的には男性が有利な状況になる。

男性の両親を女性が介護するという

暗黙の了解が田舎にはまだ根強く残っている。

 

フランスであれば

家族は結婚した者同士が

作っていくものであるという。

両方とも実家が簡易的な分断が起こった感じかもしれない。

そのおかげかは分からないが

社会が助ける仕組みが整っている。

 

日本の少子化問題

何もやってこなかった結果であった。

経済の問題ではない。

 

最後、ドットさんは

「エリートと大衆の垣根を超え

 国という意識を持つことが大切だ」という

 

グルーバル化社会のなかでは

国家というアイデンティティ

必要だという考え方らしい。

 

その一方

グローバルエリート、

特にITエリートのなかでは

国民国家というのは古臭いという考えかたもある。

 

国家という概念があるおかげで

いろんな問題が生じているから

俺たち巨大IT企業が大衆を管理して

まとめてみせるといった感じかもしれない。

 

しかし人間が生きて行くうえで

アイデンティティはとても大切である。

 

どの世界の国でも

アメリカの中間層の生活を目指している。

一軒家に庭があり、家電製品がそろっており

マイカーを持ち、洋服を着る。

男は仕事をし、女性は家事という生活。

 

そうなると

人間はナショナリズムに行くらしい。

 

国という意識を持つということで 

排外主義になっていく可能性もあるので

とても難しい問題である。