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バシャヌコ日記

日々の記録と思ったことなど、テレビや映画の感想多め。

ザ・プロファイラー「“神から愛された男”の苦悩~ミケランジェロ~」 を見て

 

www4.nhk.or.jp

 

「神から愛された男」と呼ばれたミケランジェロルネサンスの時代、彫刻・絵画・建築・詩など幅広い分野で才能を発揮、ダ・ヴィンチと天才を競い合った。しかし、華やかな業績に彩られた彼の人生は、実は苦悩と挫折に満ちたものだった。代表作「天地創造」「最後の審判」といった巨大な絵画も、実はやりたい仕事ではなかった。「絵画より彫刻が上」と考えていたからだ。名声の裏に隠されたミケランジェロの実像をプロファイル!

 

 

1475年、フィレンツェで生まれる。

貧しかったため、幼いときに石工の家に預けられる。

芸術家を目指すが

貴族の父親に反対される。

 

芸術家は当時、職人仕事で地位が低かった。

 

自分で作った彫刻を地面に埋め

古代の物だと言って

高く売るという詐欺をはたらく。

 

しかし、これがきっかけで有名になり

サンピエトロ大聖堂のピエタの依頼がくる。

 

ミケランジェロは絵画よりも彫刻の方が

芸術として上だという考えがある。

絵画は立体的であればよくて

彫刻は絵画のようになれば悪くなる。

 

教皇ユリウス2世の依頼により

強大な天井画を描くことになる。

システィーナ礼拝堂の天井画である。

 

旧約聖書の物語だけでなく

海外の神話の登場人物まで描いたが

あまりのうまさに問題にならなかった。

 

 

教皇ユリウス2世がなくなり 

教皇レオ10世 、教皇クレメンス7世など

次々と教皇が代わり

仕事の依頼もどんどん変わっていく。

 

そんななか

フィレンツェで革命が起きる。

メディチ家教皇側につき

ミケランジェロは革命軍側につく。

 

革命軍の要塞や城壁の設計するが

革命軍は負け

ミケランジェロ

隠れて生活するようになる。

 

 

最後の審判

教皇パウルス3世の依頼であった。

宗教改革があり

ローマ・カトリック教会は批判を浴びていたからである。

ミケランジェロに描かせ

教会の評判を上げようとしていたのであった。

 

教皇の側近から

裸を描くのはやめろと言われたが

無視して完成させた。

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ヒゲなのない筋肉質なキリスト。

天使も羽根のない筋肉質。

教会の側近を蛇にからませている(一番右下)。

背景は描かない。

 

ミケランジェロが現れる前は

芸術家はクライアントの言う通りに

ものを作っていた。

 

しかし、ミケランジェロ以降は

アーティストの発言権が増した。

 

晩年は、よくピエタを彫刻で作っていた。

キリストの信仰心が芽生え始めたからかもしれない。

誰からも依頼されたものでもない。

最後の作品ロンダニーニのピエタには筋肉質なものはなかった。

最初に作って評判が上がったピエタとはまるで違っていた。

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ゲストに村上隆さんがいたら

どんなことを言うのか興味があった。

 

ジョジョの作者の荒木飛呂彦さんが

しきりに神が降りてきたんだと言っていた。

 

当時、教会の言うことは絶対である。

しかし、作品に関して教会の言うことに

ミケランジェロは反論していた。

それは自分は作っているものは

神が降りてきて作っているという自負があったかもしれない。

 

学者の人は

ミケランジェロのすごさは

自分の成功体験を捨てていることだという。

 

晩年のピエタ最後の審判では

自分の得意分野である

筋肉質な彫刻や

立体的にみせる絵などの手法をやめている。

 

やめているには理由があるが

そこはミケランジェロ本人にしか知らないことである。