バシャヌコ日記

日々の記録と思ったことなど、テレビや映画の感想多め。

ETV特集「漱石が見つめた近代~没後100年 姜尚中がゆく~」 を見て

www4.nhk.or.jp

 

夏目漱石没後100年。政治学者の姜尚中さんは留学先のロンドンや漱石が訪れた旅順、大連、ハルビン、ソウルをめぐった。文明批評家・夏目漱石の新たな姿に迫る思索紀行。

夏目漱石没後100年。政治学者の姜尚中さんは「漱石は近代化の行く末を見抜いていた」という。留学先のイギリスで西洋近代の光と影を体験した漱石日露戦争に勝利して大陸に進出する日本の姿を旧満州中国東北部朝鮮半島への旅で見つめていた。新発見の資料をもとに姜さんがロンドンから大連、旅順、ハルビン、そして韓国を訪ねる。文明批評家・夏目漱石の姿をアジアの研究者や作家・黒川創さんとの対話から探ってゆく。

 

 

夏目漱石の小説「三四郎」の一部に

「これから日本は発達していきますね?」

「亡びるね」

というのがある。

 

この「亡びるね」という言葉は

何を意味するのか?

 

夏目漱石は若いとき

当時の文部省から

英語研究のためにロンドン大学に留学する。

 

授業内容は日本とあまり変わらない。

夏目漱石

開化、文明、などに言葉に興味が出てくる。

歴史家のカーライル博物館で

独学で勉強した。

 

ボーア戦争の凱旋の行進をみて

イギリスの植民地支配を肌で感じる。

さらに中国人に対する蔑視な風潮を

危惧していた。

 

帰国後、東京大学の英語教師になる。

日露戦争で買った日本の国民の言動について

大和魂という言葉をすごい嫌がっていた。

 

「坊ちゃん」「三四郎」を出版する。

猫の目という客観的な視点をもって

日本を見ていた。

 

教師をやめて朝日新聞社に入社する。

そして満州朝鮮半島を旅する。

日露戦争に跡地を案内され

朝日新聞

満韓ところどころというコーナーで

その様子を投稿している。

 

漱石

明治という時代の見方が

普通の人とは違っていた。

それは近代化というものが

他の国の多くの犠牲のうえに

成り立っているということを

実際に現地でみたからであろう。

 

夏目漱石は中国人に対して

優越感をある文章を書いてある。

これは日本国民の読者にうけるため書いたという見方や

朝鮮に同情する文章を書いたり

矛盾を感じていた。

 

小説「門」のなかに

伊藤博文の暗殺のことが書かれている。

それがとても突き放したような文章であった。

 

夏目漱石

日本が近代化していくことを理解していたが

ロンドン留学でみた近代化や

日露戦争後の満州や朝鮮をみて

矛盾を感じていたとのこと。

 

日中韓という関係は

どうしたらいいのか

夏目漱石は考えていて

 

その答えは

現代になっても出ていない。

  

番組は

国際情勢と夏目漱石の人生が照らし合わさせていて

社会が夏目漱石に与えた影響は大きかった。

 

 

余談だが

ただ伊藤博文の暗殺も結構謎が多い。

ハルビン駅で暗殺されたが

この日はロシアの首脳と会談するために来ていた。

安重根が持っていたライフルはロシア陸軍のもの。

伊藤博文は上から撃たれたが

安重根はしゃがんで撃ったと告白した。

安重根伊藤博文の姿を知らなかったとか。