誤謬日記

祈れ、働け、学べ。

薔薇の名前(映画・100分で名著)

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物語の舞台は14世紀初頭。対立する教皇側と皇帝側の間を調停するための密使として北イタリアの修道院に派遣される修道士ウィリアムと見習いアドソ。到着早々、彼らは謎の連続殺人事件に遭遇し修道院長に事件解決を依頼されます。遺体発見の場は「ヨハネの黙示録」に描かれた世界終末の描写と酷似。持ち前の論理的な思考を駆使して推理を続けるウィリアムはやがて修道院内の図書館の奥に納められている一冊の本が事件の鍵を握っていることに気づきます。一体誰が何のために殺人を行っているのか? 一冊の本に秘められた謎とは? 果たしてウィリアムはその謎を解くことができるのか?

 

100分で名著で

「薔薇の名前」をやっていて

全4回を見終わる前に

映画のDVDを借りて見た。

 

映画を見終わった感想としては

そういうこともあるという感じであった。

 

修道院の決まり、しきたり、教義

それが否定されてしまっては

自分の権威が危うくなる。

 

しかし、

人間の知りたいという欲望と

対峙しなければならない。

 

この修道院には

アリストテレスが書いたとされる

笑いを肯定する本があった。

 

笑いや楽しみ、

それも人間の本質的な欲望である。

 

この知りたいという欲望と

笑いで楽しむという2つの欲望に対して

修道院が否定するという内容。

 

 

 

ザ・プロファイラー~夢と野望の人生~「シェイクスピア」 を見て 

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世界中で愛されるシェイクスピアの謎に包まれた人生を、司会の岡田准一が豪華ゲストとともに分析!人間国宝・中村吉右衛門の語る歌舞伎とシェイクスピア劇の意外な共通点とは?俳優・貫地谷しほりが演じて体感したシェイクスピアの緻密な計算とは?数々の名セリフの裏には、子供の死や劇場の危機といった、シェイクスピアの人生の転機を読み取ることができるという。スタジオでは当時の劇場も再現し、天才劇作家の舞台裏に迫る。

 

中村吉右衛門さんが

シェイクスピアが全盛期に引退した理由として

お金を稼ぎきって

安定した生活を送りたかった

プロの人だったのだと言っていた。

 

最初はわからなかったが

よくよく考えてみると

そういう考えかたもある。

 

死ぬまで舞台や表現の仕事をしたいというのは

アマチュアである。

 

なぜなら彼らは

お金のために仕事をしていないからである。

 

やりがいのある仕事、

使命感としての仕事、

楽しむ仕事とは

実はアマチュアの仕事なのではないか。

 

 お金をもらえなくても

この仕事をするぜ!というのはアマチュアで

プロの仕事とは

お金のためにやることなのかもしれない。

 

医者が手術をし

ミスがおきないように

神経をすり減らして仕事をしているのは

そこにお金が発生しているからという見方もできる。

 

自衛隊が

国民のために働くのも

お金が発生しているからではないか。

 

シェイクスピアは

家族思いであり

お金を稼げれば仕事はなんでもよかったのかもしれない。

 

そういった

思いで仕事をしているほうが

仕事との距離感も近すぎず、

疲れない気がしてくる。

 

シェイクスピアは

子供のとき裕福から貧しい生活になり

さらに仕事が定まっていないときに

自分に子供ができ

収入ということに関してすごいシビアだったのかもしれない。

 

演劇の脚本の仕事をするにあたり、

未経験であることや

知識はどうしたのかとか疑問が残り

特殊な才能や知識がないとできない

仕事というイメージがある。

 

しかし、

シェイクスピアが

いろんな仕事のなかで

演劇の仕事を選んだ理由に

演劇がブームだったこともあり

稼げると純粋に思ったのかもしれない。

 

 

 

 

Nスペ マネー・ワールド ~資本主義の未来~ 第2集 仕事がなくなる!? を見て

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爆笑問題と共にお届けする経済エンターテインメント。第2回はAIやロボットが私たちの懐具合に与える衝撃。AIやロボットが、これまで人間が行っていた仕事を担うようになり、私たちは富を生み出せなくなる、当然収入も減る…。そんな時代が、もう目の前に迫っている。ラスベガスでは、カジノホテルの従業員たちがAI・ロボットに仕事を奪われることを危惧し、大規模なデモを展開。アメリカでは、ホテルなどのサービス業や農業、金融業といった様々な分野にAIやロボットが進出し、人間の雇用に置き換わっている。中国もまたAIやロボットによる自動化を積極的に進め、無人スーパーや無人宅配便などが続々と誕生している。その激しいうねりは、日本にも押し寄せている。大手銀行が昨年発表した大規模なAI導入と従業員削減のニュースは、日本中の金融関係者に衝撃を与え、多くの人が転職の道を探り始めた。AIやロボットが幅を利かせる近い未来、私たち人間はどのようにして生きていけばよいのか? 知恵を振り絞って考える。 ゲスト: 孫正義(ソフトバンクグループ社長) 新井紀子(国立情報学研究所教授)

 

孫正義は勇気がある男だと思った。

 

AIによって自分たちの仕事を奪われるという話は

人工知能の経営者としては批判の的となってしまう。

 

そこにあえて出演し

芸人や学者と討論する。

 

ロサンゼルスの労働自動化に対し

デモをするVTRが流れたあと

テレビの前で自分の意見を言うのは

なかなかできない。

 

孫正義「みんなが新しい仕事をすればいい」

新井教授「それは無責任、ついていけない人もいる」

 

しかし、人工知能の分野では

アメリカ、中国がすでリードしていて

日本が乗り遅れている現状がある。

 

さらに出遅れれば

挽回不可能となるので

ソフトバンクグループは

日本のために頑張っているように思える。

 

ソフトバンクが人工知能の開発をやめたのなら

どこも世界と競争することはできない。

 

人工知能がどんどん開発されて

雇用が減少することは

もう時代の流れであり

受け入れるしかない。

 

学者がポジショントークをして

立場の弱い人を慮っていることを表明することは

自分の人気には有利かもしれないが

本当に立場の弱い人にとって有益な意見ではない気がする。

 

世界で戦っている人間と

大学で考えているだけの人間との差が

ここで現れていた。

 

一般人からすれば

孫正義は資本家であり

国民の敵といった感じかもしれないが

ソフトバンクグループが頑張っているからこそ

日本の税収に貢献している部分がある。

 

Twitterのタイムラインで検索してみたが

日本は成功者が批判されることを

喜ぶ民族なのかもしれない。

 

アメリカは成功者を

持ち上げる文化があるが

いまはアメリカでも成功者が

批判される風潮があるように思える。

 

税回避やIT企業の一部の富の集中が

あまりにも激しくなっているからである。

 

人工知能によって

仕事がなくなり怖い怖いと言っている人は

競争に勝てるわけがない。

 

しかし、競争に勝てない人の

社会保障が必ず必要となってくる。

 

 

 

Nスペ マネー・ワールド ~資本主義の未来~ 第1集 お金が消える!? を見て

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爆笑問題とともに、最前線の「マネーの秘密」に迫る経済エンターテインメント・シリーズ第3弾。初回は、世界中から現金が消えていくキャッシュレス化の“深層”に切り込む。ポイントカードやモバイル決済、仮想通貨やブロックチェーンの拡大・・・。いま私たちの暮らしから、どんどん現金が姿を消している。スウェーデンでは、街中からATMが撤去され、現金流通量の割合は1%台にまで激減。中国では、のべ13億人がスマホ決済を利用、ヨーロッパでも高額紙幣の廃止が進むなど、キャッシュレスへの動きが加速。その理由は単に「便利だから」だけではなく、現在の貨幣の“限界”も指摘されている。一方、国家に代わって、世界中のユーザー自らが信用を支える「仮想通貨」や、お金という概念そのものを見直し“時間”の交換に着目した「時間通貨」など、史上類を見ない“ネクスト・マネー”も次々と生まれ始めた。人類誕生後、貝殻、硬貨、紙幣へと進化を続け、世界経済の血流を生み出してきた「現金」は、このまま消えてしまうのか?そして未来のお金の姿とは?

 

豊かになる=お金を稼ぐこと

ではない。

 

自分が欲しいものを手にいれることが

豊かという定義にもなる。

 

現金で欲しいものを交換するのではなく

ネットのポイント、時間、自分のスキルによって

欲しいものを手にいれることができる社会が

インターネットサービスにより

簡単にできるようになった。

 

お金は硬貨や札でなくなれば

気軽に支払うようになる。

 

確かに自分もコンビニや飲食店、本屋では

クレジットカードで支払っていて

あまり支払いに対して億劫になることはない。

 

ここで問題になるのは

お金をどんどん使ってしまい

貯金がなくなってしまうのではないかという不安。

 

確かに使えばなくなるが

多くの人々が気軽にお金を支払うようになれば

経済は活性化する。

 

お金を払うというよりも

ポイントを払うと経済が活性化するといっていい。 

 

経済を考えるとき

硬貨、札束ではないことのほうが主流となっていく

可能性が今後出てくるということ。

 

ビットコインは

その始まりである。

 

 

 

ツイッターをやっていると疲れることに気がついた。

ツイッターのタイムラインにある

まとまりのないたくさんの意見を

シャワーのようにあびると疲れることに気づく。

 

特に一番疲れるのは政治の話である。

 

安倍首相が自民党総裁に再び選ばれ

政治の話が再びタイムライン上に

大量に出現しだしたのである。

 

自分の興味のある人の

リツイートだから

自分と政治的な価値観は一緒かもしれないが

さすがにストレスが溜まってしまう。

 

確かに安倍政権は問題があるし

政治的な基本的な事柄がなっていないかもしれない。

 

しかし、そんな政権に批判的なツイートばかり見て

自分にとって有益なのかと考えてしまった。

 

政治をもっと考えたいのなら

ツイッターという文字制限のあるものではなく

ブログやニュースサイトのほうがよさそうである。

 

そして、

ツイッターを見るたびに

嫌な気持ちになっていては

自ら積極的に不幸になっているようなものかもしれない。

 

政治だけの問題ではなく

ネトウヨ、マイノリティ、ポリコレなどの

多種多様なツイートを見ていると疲れる。 

 

フォロー数が増えれば増えるほど不幸になり

フォロー数が少なければ幸せになるのではいか。

 

自分はフォロー数を15まで下げた。

この15のアカウントの人たちは

日常的に批判するツイートをしない人たちを選んだ。

 

自分の精神、人生を安定させるための

情報の断捨離ということかもしれない。

 

ツイッターの利点として

情報、ニュースを早く知ることができるが

自分にとって重要なニュースなのかということ。

 

最低限、知っておかなければいけない

ニュースはあるとしても 

自分が幸せな精神でいることの重要さを考えると

情報を意識的に遮断することが大切な気がしている。

 

Safariのブックマークを少なくし、

Twitterもブックマークフォルダの中に入れて

無意識にTwitterのページにいかないようにした。

 

 

 

ホモ・デウス  テクノロジーとサピエンスの未来 を読んで

 

 

 

 

 

 

・飢餓

・疫病

・戦争

 

この3つが人類の課題であったが

現代では克服されたといっていい。

 

次は

・寿命の長期=医療の問題

・幸せ=脳内物質でなんとかなる

・神性=コンピュータとの融合

 

この3つを目指す。

 

ハラリ氏からは

家畜産業に対する嫌悪感が見て取れる。

 

人間が動物の頂点になったのは

臨機応変に協力することができたからであり

それが決して偉いわけではなく偶然である。

 

そして、今度は

人間が家畜になっていく世界がありえるということ。

 

銀行が倒産しても銀行は苦しまないが

お金が減ってもお金は苦しまない、

人間だけが自分たちの虚構で苦しんでいる。

 

ファラオは不死を願ったが亡くなり

現代はテクノロジーによって達成する可能性があり

科学技術は崇拝の対象となっていく。

 

人間至上主義という宗教に

科学技術が道具として使われていた社会。

 

人間至上主義とは

個人がどう思うかによる。

  

同性愛者を禁止している宗教があって

個人の気分が悪いなら

そんな宗教は不要である。

 

もっというと

人間にとって役立つなら

神は存在してもよい。

 

役立つ神、

それが情報やデータとなる。

 

 聖書などの聖典は

いまのテクノロジー社会に対して

どう考えたらいいか、何も書いてない。

 

そして、伝統的宗教は

新しいことを生み出していない。

 

同性婚などの問題も

人間至上主義にとって

宗教が答えをくれていない。

 

宗教が生み出していたものとは

文字や音楽だったが 

聖書を勉強し暗記するよりも

プログラミングを学んだ方が

社会を変えらるし、

金銭的にも豊かになる。

 

軍と企業は

知能だけあればよくて、意識はいらない。

 

ビルゲイツの言葉

「世間は、君の自尊心を気にかけてはくれない。

 世間は、君が自尊心を満たす前に、

 君が何かを成し遂げることを期待している。」

 

それは

まさに機械が得意としていることである。 

 

サピエンス全史では

人間は小麦の増殖のために働かされているというニュアンスだったが

ホモデウスでは

人間は情報、データを作るために働かされているということになる。

 

ブログを書くのも

YouTubeに動画をアップするのも

Amazonのレビューを書くのも

ぐるなびで飲食店の評価を書くのも

インスタグラムで写真をアップするのも

同じことである。

 

それが生きがい、

つまり情報を作ることが人間の使命となり

情報に仕える者となっていく。

 

 情報・データの自由化により

人は進歩していった。

 

本の最後では

問題提起がされている。

 

データを作るために

人間が生きているとしても

人間の間には思いとかがあることを

信じることが救いかもしれない。

 

イエスも

神の国とは、あなた方の間にあると

言っていたことと通じるものがあると思う。

 

 

 

修道女フアナ・イネス を見て

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17世紀のメキシコに生きた修道女フアナ・イネス・デ・ラ・クルス。禁断の同性愛や女性に対する社会的抑圧を経験し、女性の権利を訴え続けた彼女の生涯に迫る

 

文学の才能がある女性が

修道女になり

修道院、世間、権力者、

すべてにおいて影響を与えてしまう。

 

学校のクラスで

すばらしく優秀な生徒が

学校の規則などについて疑問を抱き、

担任教師や教頭からはよく思われていないが

一番トップの校長には

気に入られている感じかもしれない。

 

フアナの才能や評価に嫉妬する神父や

しきたりを重要視する修道院長など

敵対する人たちも少なくない。

 

それは

イエスが批判した律法主義者と似ている。

 

子供ができた修道女を

幽閉している場面が出てくる。

 

修道院の規則を守るがゆえ

慈悲がなくなっている。

 

女性を嫌っている大司教のアギアル。

 

しかし、

イエスは立場の低くかった女性と共にいたので

女性を嫌っているのも

イエスの立場ではないと思う。

 

最後、フアナが

執筆をやめてしまったことを知ると

寂しげなヌニェス神父がいたが

彼女は隠れて執筆活動をしていた。

 

 フアナが

「自分は最低な修道女だ」と

繰り返す部分があるが

きっと、執筆をやめると神に誓ったのに

執筆をやめなかったという

負い目があったのだろう。

 

きっと今までの彼女なら

自分で鞭を打つことはなかったに違いない。

 

この海外ドラマの影響で

光文社から出版されている。

フアナ・イネスの手記を読んだ。

 

 

 

 

詩こそが最高の文学だった17世紀末。ソル・フアナはそんな時代に世界で最も愛された詩人だ。美貌の修道女でありながら、恋愛や抑圧的な社会への抗議をテーマとした作品を残した。彼女の思想を明快に表現した詩と2通の手紙を、詳細な解説とともにまとめたわが国初の試み。

 

文の意味が深く、注釈がないと

真意がわからない。

 

読んでいくと

毒舌やユーモアがある

ジャーナリストの文章のような気もした。

 

女性には

禁止されていたとされる神学についても論じる。 

 

イエスがローマ兵に侮辱されたとき

茨の冠だけ痛みがあった。

 

言葉による侮辱や

唾をかけられたりしたが

頭にだけ痛みがあった。

 

それはサタンが

イエスの知性をおそれたからということ。

 

パウロが女性は説教してはいけないという

新約聖書の記述の背景について。

 

パウロが説教しているとき

女性たちが話しており

静かにしなさいと注意したことによるもの。

 

神父たちに

神学論争をすることは

とても勇気のいることである。

 

フアナの手紙には

マルティン・ルターのことも書かれている。

 

1650年代から1690年代の生涯なので

宗教改革はすでに行われている。

 

カトリックのスペイン帝国の修道女であるがゆえ

ルターのことはよく思っていなかったと思われるが

神学的に教会に疑問を抱いている点からして

ルターと似ている気もしてくる。